路線バスのラッピングは2000年のある発案から

路線バスへのラッピング広告が脚光を浴びるようになったのは、2000年4月に当時の東京都知事であった石原慎太郎氏が発案からと言われています。

ただ、路線バスの赤字を補うために広告を掲載するのは、1970年代ころから広く行われていました。そのころはまだラッピング広告の技術がなかったので、ペイントによる広告が施されていました。ペイント広告に比べてラッピング広告が優れているのは、圧倒的なデザイン力の差と手間がかからない施工です。ペイントによる広告は、自ずと制約があり、たとえば写真などをペイントして掲載することなどはできません。

またペイント作業には多くの時間と労力がかかり、他の路線バスに対して全く同じ内容のものを寸分たがわずに制作するのも困難でした。それに対してラッピング広告では、パソコンでデザインしたものを専用の大型プリンターで印刷することができるために、綺麗な写真や絵など複雑なデザインも全く問題なく掲載することが可能で、色合いなども自由に決めることができます。

それと同時に全く同じデザインを何枚でも複製することができるので、その分の手間を大幅に軽減させることが可能です。このような路線バスのラッピング広告のメリットから、現在では路線バス広告の主流となって、都心から地方まで全国各地で採用されるようになっており、バス会社の貴重な収入源となっています。ただ内容によってはその街の景観にそぐわないなどの理由から、契約解除となる事例もあります。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *